2018年06月22日12:45

文字に線を引くだけでPOPになった! POPや看板にイラストは必要ありません

初めてPOP看板を描くことになったとき誰もが思うのが

「イラストが描けない」
「キャッチコピーが思い浮かばない」
「おしゃれにレイアウトできない」


というようなマイナス思考ばかり。

でも、POPって以外と簡単に描けるものなんです。


お手本通りにPOPが描けるなら苦労はしない


はじめてPOPを描くことになったときに、どうしてもやってしまうのがPOPの教則本やHOW TO本を買ってくること

でも、この教則本が実は曲者だって知ってました。

POPを練習するがん治郎


HOW TO本や教則本は、イラストを仕事にしているイラストレーターさんが書いていたり、コピーライターとして仕事をしている人が、マーケティングの用語を並べてPOPの解説を書いていたりと、はじめてPOPを描く人とはかけ離れた立場の人が書いたモノがほとんど。

「こうすればイラストが簡単に描ける」

って、それなら誰も本を買ってきたりはしません。

プロになるべくして成った人たち


プロとして仕事をしている人も、最初は初心者だったとよく言います。

でも、イラストが上手だったからイラストレーターになったはずで、イラストが「下手だからイラストレーターになろうと思った」というイラストレーターさんはいないはず

また、コピーライターの世界に関しても、何冊も「コピーライターになるための本」というようなモノが売られていますが、どの本を見ても、他の仕事の片手間では書けないほどの数をこなす事がコピーライターの基本のように書かれています。

私も、シナリオライターを目指していたことがあり、キャラクターを設定する練習のため、山手線に乗って、目の前に座った人の履歴書を空想で書くというトレーニングをしたことがあります。山手線でを練習するがん治郎
「山手線5周するまでは電車を降りないぞ!」と固く誓ったはずなのに、3周でギブアップしてしまいましたが……。

つまり、何らかの技術をみにつける場合には、必要最低限以上の努力が必要となりますし、それがイラストのような特殊な技術ともなれば、才能という部分がとても大きく影響してきます

イラストを描けない人が、はじめからイラストを描ける人の教則本を読んでも、イラストはうまくなりません。

ましてや、あくまでも販促としてPOPを描く立場の販売員の方が、プロとしてコピーを毎日何百も考えて来た人と同じように努力しろといわれても、それはそれで困ります。

POPは工夫の仕方を学ぶとうまくなる


POPで一番重要なのは、かっこいいPOPを描くことではなく、そのPOPを見て商品を買いたくなってもらうこと。
つまり、絶対イラストが必要なわけでも、CMに使われるような鮮烈なキャッチコピーを考えなければいけないわけでもありません。

イラストが苦手ならばイラストを使わないタイプのPOPにすればいいだけで、キャッチコピーが浮かばなければ、だた価格を大きく描いただけのPOPであっても構わないはずなんです。



POPのアイデア見本帳


とはいえ、デザインだとかキャッチコピーだとかとは無縁だった人に、いきなりPOP描けといわれても、それはそれで描けるわけはありません。

そこで、POPが工夫だけでも描けるということを、いくつかの事例で紹介してみます。

文字と線だけで描いたPOP


誰もが簡単に描けるPOPの代表は、文字と線だけで描いたタイプ

線で飾っただけのPOP


商品名やイベント名だけを描いて、後は目立つように線を引くだけの簡単な手法ですが、これだけで十分POPとして通用します。

POPにはいくつかの種類があり、プライスカードと呼ばれる商品の価格を表示する目的で描かれるPOPなら、この手法でほとんどのものが描けるはず。

ポイントは、価格(数字)を目立たせるか商品名やタイトルを目立たせるかをしっかり判断するだけです。

他にも、ラインだけでなくハート星マーク、デザインによっては「ただの点」だけでも十分目立つPOPに仕上がります。

点で飾っただけのPOP


商品写真に落書きしてしまう


落書きという言葉は、それだけではマイナスのイメージの方が強いのですが、インスタグラムでいうところの「盛る」という手法を使えば、メーカーさんが宣材として置いて行った商品写真パンフレットに、お店がお客様に伝えたいことを上書きするだけで、十分POPとして活用できます。

それに、落書きなんですから、特に意味のあることを書かなければいけないわけでもなく、まさにインスタの写真に盛るように星やハートを書き足すだけも、商品写真が引き立ちますから、これも立派なPOPといえます。

写真にらくがき
スマホアプリですぐできます


小学生の頃に戻って工作しよう


POPのイメージとして、台紙に印象的なイラストとお客様の心をわしづかみにするキャッチコピーが描かれたモノを想像しがちですが、大事なのはお客様の注意を惹くこと。

つまり、お客様が「オッ?!」と思ってくれればいいのですから、何もPOPの中身が特徴的でなければいけないわけではありません。

POPの台紙をハサミで切って星型にしたり、小学生の夏休みの宿題のような、「なんだかよくわからないけど凄いのが作ってある」という立体物を段ボールで作ってしまったってかまわないんです。

大きな模型POP


POPは創意工夫だけで作ることが可能で、イラストが描けなくてもキャッチコピーが思い浮かばなくても作れるモノなんですよ。


ganziro