看板レイアウトは、文字が目立つことが一番重要です
写真のサイズに文字の色。非の打ちどころがありません
店頭に置いてある大き目のメニュー看板は、そのサイズもあって、本当にたくさんのことを書いててしまいがちです。
もちろん、サイズが大きいのですから、少々たくさん書いても十分に収まりますが、通りがかりに読んでもらうという看板の要件からすると、少しの読みにくくなるのが普通。
しかしこの看板は、見事なレイアウトで、写真と文字が収まっている、お手本看板に仕上がっています。
紙でもWEBでも、きれいなレイアウトは比率で決まります
レイアウトのバランスの話が出ると、決まって言われるのが黄金比や白銀比。
黄金比とは、1:1.618の比率で作られたレイアウトや写真の縦横を表す比率で、芸術・建築・デザインなどの分野でも使われる、究極のバランス美。
ただし、科学的にな裏付けがあるわけではなく、ほとんど都市伝説の域にある比率ですが、それでも、パルテノン神殿やギザの大ピラミッド、はてはモナ・リザまでがこの比率だといわれていて、なんとデザインの定番ソフトPhotoshopにまで切り抜き設定があるほど。
白銀比も同じようなもので、こちらは1 : √2の比率で、おもに日本人が好むといわれています。
もちろん、看板を描く時にもこの比率を応用することはできるでしょうが、今回はそこが論点ではありません。
大きなメニュー看板の場合、内容が多岐にわたるためにワンポイントを強調することができません。
だからこそ、バランスに注意することが重要だというだけの話です。
商品の名前とその写真。そして内容と料金。
これをうまく配置するのが最重要で、どれかがまだってしまっては失敗。
つまり、通常サイズのボード型や黒板型の看板とは真逆のレイアウトになるわけです。
見やすい写真に読みやすい文字。そして大量の情報をバランスよく配置する。
看板は奥が深いですね。